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秋元陽太(FC東京)の6秒ルール違反と意味を解説!世界の適用例は?

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2016年6月19日のJ1リーグ、FC東京対アルビレックス新潟の試合で、めったに見られない大珍事がありました。

それは秋元陽太選手が6秒ルール違反による間接フリーキックを与えてしまい、それが原因で、FC東京が失点してしまったのです。

そして、これがサッカーファンの間で、大きな反響を呼んでいます。

今回は、FC東京の秋元陽太選手の6秒ルール違反による失点の事の顛末、『6秒ルール』とは、いったいどんなルールなのか?

また、世界の6秒ルール違反の例などを調べてみました。

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秋元陽太の6秒ルール違反の理由・原因は?

どうしてFC東京の秋元陽太選手は6秒ルール違反となったのか。

その理由原因を調べる前に、まず、その出来事が起きた2016年6月19日のJ1リーグ、FC東京対アルビレックス新潟の試合の顛末を見てみましょう。

この出来事が起きたのは、FC東京対アルビレックス新潟の試合の前半23分あたりのことです。

秋元陽太選手が新潟のシュートのこぼれ球を拾い、前方へ視線を向けて蹴る方向を探していると、主審が

『ゴールキーパーが、6秒を超えてボールを保持していた』

として、『6秒ルール』を適用したのです。

この6秒ルール違反では、間接フリーキックが相手に与えられます。

『間接フリーキック』とは、ボールを蹴る選手が直接ゴールにボールを入れることはできず、その間に一度以上、他の選手がボールに触れなければならない、というフリーキック。

この場合は、ゴールキーパーによる6秒ルール違反だったので、ペナルティーエリア内での間接フリーキックとなったわけです。

この主審の判定に納得がいかない秋元陽太選手が、主審に抗議したのですが、その間に新潟のフォワード山崎選手が、

『秋元陽太選手の手を叩いて』

ボールをとり、そのままリスタートしました。

そして、左後方から走り込んできた、新潟のミッドフィルダー、成岡選手へパスし、あっけなく先制点となってしまったのです。

当然、FC東京の選手たちは、この流れに対して猛烈に抗議し、城福監督もベンチ前で大声をあげて抗議しました。

とはいえ、この判定は覆らず、そのまま新潟のゴールが認められたのです。

ところで、通常はこのような遅延行為的なプレーの場合は、まず主審から注意が与えられ、それでもそのプレーを続ける時に、初めて判定となるのが、普通です。

しかし、今回の秋元陽太選手の場合は、一度の注意もなく、いきなりの6秒ルール違反の判定となりました。

この注意と判定については、特に正式にルールに決められたことではないので、注意なしでいきなり判定でも、ルール上は問題ありません。

とくにサッカーの場合は、野球やアメフトなどのスポーツに比べると、あまり細かいルールは定められておらず、慣習やその時の流れにより、主審の裁定にまかされる場合が多いのです。

サッカーのルールブック(FIFAによる)は、100ページ足らずですが、野球のルールブックは1000ページもあり、電話帳くらいのボリュームがあります。

また、主審の裁定は絶対的なものであり、いくら異を唱えても覆すことはできません。

あまり執拗に抗議したりすると、イエローカード、時には監督でも退場処分になったりします。

FC東京の場合でも、昔、原監督がこの退場処分をくらっていたと記憶しています。

城福さんの場合は、退場処分の記憶は、はっきりしていませんが、監督のあの性格から見ても、過去にあっても不思議ではありませんね。

試合後、秋元陽太選手は、

「いくら抗議してもジャッジは変わりませんし、これは自分の不注意なので、しっかり反省します」

と言っていました。

プロ10年の経験を持つ秋元陽太選手でさえ、初めての6秒ルール違反の判定…。

6秒ルール違反からアシストとなった山崎選手は、

「ゴールキーパーが一度蹴ろうとしてをやめたので、あれっと思っていたら笛が鳴りました。早く先制点を取れたのはよかったです」

と語っていました。

なお、この笛の音は、筆者には聞こえませんでした。

選手達の声などでかき消されたのでしょうか。

また、新潟の吉田監督は、

「ラッキーというか、あれがルール上正しいかどうかは、分かりませんが」

と、微妙な言い方をしていました。

やはり、アバウトな部分なだけに、監督でも理解しきれていないのかもしれませんね。

結局、他にも長い間ボールを保持しているゴールキーパーは多数いるのに、なぜ秋元陽太選手が、今回この『6秒ルール違反』となったのか、その理由原因は不明のままです。

これまでには、裁定されることがあまりなかった6秒ルールですが、もしかしたら、今後に向けた見せしめ的な意味合いも含まれているのかもしれません。

これが、今回のFC東京・秋元陽太選手の6秒ルール違反の顛末です。

 

6秒ルール違反とはどんなルール?

それでは、サッカーの『6秒ルール』違反とは、具体的にどんなルールなのでしょうか?

今回の場合は、FC東京ゴールキーパーの秋元陽太選手が、

『ボールがゴールキーパーの両手で持たれている時、またはボールがゴールキーパーの手または腕とグラウンドや自分の体など他のものとの間にある時』

『ゴールキーパーが広げた手のひらでボールを持っている時』

『ボールを地面にバウンドさせる、または空中に軽く投げた時』

『6秒を超えてボールを手または腕でコントロールした』

に該当したと判定されたわけです。

サッカーのルールとは、国際サッカー評議会(IFAB)により制定された、サッカーの基本ルールのことで、『Laws of the game』と呼ばれます。

それでは、『6秒ルール違反』は、『Laws of the game』ではどうなっているのでしょうか?

まず、競技規則の『笛の使い方』での『次の場合には、笛を吹くことが必要である』の項目では、

6秒ルール違反では笛で試合を再開しなければいけない』

とは書いてないのです。

『プレーの開始のために笛を吹く必要がある場合、主審は、笛のシグナルまではプレー再開とならないと競技者にはっきり伝える

とありますので、笛を吹く必要が無いと判断すれば、笛なしでのプレー再開に問題はありません

今回の場合の主審は、そのように判断したのでしょう。

しかし、この6秒ルール違反には、色々と問題点があります。

まず、6秒間は、どうやって計測するのでしょうか?

主審は笛は持っていますが、時計は両腕の腕時計(ストップウォッチ付き)しか持っていません。

この6秒という時間を計測するには、まずこの行為が開始した瞬間を計測し、そしてそこから6秒を越えた時点を確認しなければならないわけです。

ゴールキーパーによるゴールキックで、主審がこのような計測をしているのは、筆者の長いサッカー観戦歴でも、一度も見たことはありません。

それに、この行為が開始した瞬間を、どうやって判断するのでしょうか?

常識的には、ゴールキーパーがボールを持った瞬間ということになるのでしょうが、そこでストップウォッチで計測を始める主審など、見たことがありません。

電光掲示板などに、この時間が表示されれば問題はないのですが、そんな表示も見たことがありません。

つまりは主審の感覚で長いと判断すれば、6秒ルール違反となるわけです。

これが秋元陽太選手が反則を取られた、理由・原因ということになるのでしょう。

筆者は今でも納得はいきませんが…

実際の試合では、この6秒という時間が厳密に適用されることは、ほとんどないように思えます。

このルールが適用されるのは、6秒よりはるかに長い時間が必要でしょう。

 

世界の6秒ルール違反を紹介!

それでは、世界のサッカーでは6秒ルール違反があったのか、それを見てみましょう。

この6秒ルール違反で、最も有名な例は、リヴァプールのゴールキーパー、シモン・ミニョレ選手の例です。

適用された試合は、ヨーロッパリーグ・グループステージ第5節でのリヴァプール対ボルドー戦のことでした。

この試合でミニョレ選手が、ボールを長く持ちすぎた(22秒)ため、間接フリーキックを取られたのです。

また、ドイツのブンデスリーガでは、ブレーメン戦のハンブルガーSVのゴールキーパー・アドラー選手は24秒もボールを保持していたそうです。

これらの事件をきっかけに、ドイツのメディア”キッカー誌”は、ブンデスリーガのゴールキーパーを対象に、特定の試合で何秒間ボールを保持しているのかを独自に調べました。

それによると、6秒ルールを守っていたのは、たった2名しかいなかったのです。

6秒以上ボールを持ったゴールキーパーは50%を超えていたのとのことですが、調査した試合では、ゴールキーパーは121回もボールをキャッチしていますから、6秒ルールを厳密に適用すると、60回の間接フリーキックが与えられるはずとなります。

こういった事情が多いだけに、今回のFC東京の6秒ルール適用には、何とも納得がいきません…。

 

まとめ

今回は、サッカーでめったに見られない珍事・FC東京の秋元陽太選手による6秒ルール違反を中心にご紹介しました。

秋元陽太選手が、ボールを保持していた時間は、具体的にはわかりません。

筆者が見ていた感触では、数秒から十数秒の間だったように思いましたが、これも曖昧です。

とはいえ、それが原因で、おそらく勝てたはずの試合が引き分けになってしまったのですから、FC東京に取っては大きな損失と言えるでしょうね。

いまとなってみれば今回は不幸な事件だった…。

と言うしか、ないのかもしれません。

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