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FC東京の2016年のフォーメーションや戦術をチェック!その違いとは

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FC東京  フォーメーション 6

2016年のFC東京は、監督がイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ監督から、FC東京(東京ガス)生え抜きの城福浩監督に変わりました。

2年続いたフィッカデンティ監督のもとでは、2015年にはJ1年間4位、さらにはACL出場と、まずまずの成績をおさめていただけに、はたしてFC東京の監督交代は必要があるのか?と疑問に思う方も多いと思います。

フィッカデンティ監督は、イタリア的な守備重視のサッカースタイルだったので、その点がFC東京というクラブチーム側からみて、不満に思えたのかもしれません。

城福監督は、

『ムーヴィングフットボール』

という、人もボールもよく動く攻撃的サッカーを目指しています。

この監督交代は、大分前の事ですが、大熊監督から原監督に変わった時とよく似ていますね。

しかし、この監督交代は完全に裏目に出ました。

新監督の城福浩監督のFC東京は連戦連敗、ついにセカンドステージでは16位と、降格圏内に入ってしまいました。

そして、ポポビッチ監督・フィッカデンティ監督・城福監督と、3人の監督に仕えた篠田善之コーチが、急遽監督に昇任したのです。

そこで今回は、FC東京の2016年度のフォーメーションと戦術はどのようなものか、改めて見直して見ましょう。

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フォーメーションと戦術の違いは?

まず、フォーメーションと戦術(スタイル)は、なにがどう違うのか、そのあたりから見てみましょう。

『フォーメーション』とは、選手をどのような位置(ポジション)に、配置するのかを指す言葉です。

それに対して、その配置された選手を、どのような役割でどのように動かすのか、それが『戦術』だろうと思います。

この『戦術』と『システム』などと言われる言葉は、ほぼ同じ意味と言えるでしょう。

~大昔のサッカーの話~

サッカーのフォーメーションは、大昔(60年ほど前)には、2ー3ー5という超攻撃的なフォーメーションが多かったのです。

各ポジションの名前も、今とはまるで違い、フルバック(今のディフェンス・最終ライン)・ハーフバック(今のミッドフィルダー)など、ラグビーとほぼ同じものでした。

もっとも、フォワードが5人といっても、実際には左右の端の選手は、右アウター・左アウターなどと呼ばれ、その仕事は今の右サイド・左サイドのようなもので、事実上のミッドフィルダーでした。

フォワードの内、中央の3人は、右インナー・センター・左インナーと呼ばれ、これは今のフォワードと同じ攻撃の中心選手です。

余談ですが、筆者のポジションはその左アウターでしたね。

左右アウターは、一番役に立たない選手に割り振られるというのが、当時の通例だったようで、いわゆる半人前というわけです。

当時のフォーメーションは、現代風の言い方では2ー5ー3ということになりますが、それでも今と比べると、相当に攻撃的なフォーメーションですよね。

それが今のような守備に人数を割くようになったのは、サッカーは点が入りにくいスポーツのため、一点取られるとそれで終わりということが、しばしばあります。

そのため、次第に守備の選手を増やすようになったわけです。

太古の原始時代サッカーのお話はここまでです。

このフォーメーションは、試合中にも変更される場合もありますし、右にいた選手が左に回り、左の選手は右へ…というように、試合の中でも流動的に変動する場合が多いので、決して固定されたものではありません。

攻める時と守る時とでは、このフォーメーションがかなり変わるチームも多いのです。

例えば、3バックの3ー5ー2であっても、攻め込まれた時にはサイドの選手が下がって、5バックの5ー3ー2になるなど、試合の流れに応じて様々に変化します。

そのため、おおむね試合開始時の選手配置を、そのチームのフォーメーションと言っているようです。

それに同じ4ー4ー2といっても、中盤の選手の配置は横一列(フラット)に並ぶのか、それとも菱形(ダイヤモンド)になるのか、あるいは前後に箱形(ボックス)になるのか、色々なタイプがあります。

フォーメーションと戦術では、監督はどちらを先に決めるのか、これは監督ではない筆者にはよくわかりません。

しかし、まずどのような試合をしたいのか(戦術)、それを考えた上で選手の配置を決める(フォーメーション)、と考えた方が自然なので、恐らくは戦術を先に決めるのだろうと想像しています。

同じミッドフィルダーでも、選手の役割や動きは、人によりチームより変わってきます。

また、フラットかダイヤモンドかによっても、選手に求められる役割は異なります。

このあたりが、サッカーを見る時の面白さの1つでもありますね。

 

FC東京2016!フォーメーションと戦術は?

FC東京 フォーメーション ムリキ 

大分前のことになりますが、本年初頭にFC東京の応援番組『FC東京魂!』で、番外編として『これが初夢イレブン!2016城福東京のフォーメーションを大予想』というものが放映されました。

当日の放映では、お馴染みの土屋礼央MC、解説の渡邉一平さん、レポーターのゆってぃさん、ジョナサン・シガーさん、川内ネネさんなどが出演し、『ここだけのぶっちゃけトーク』なるものを繰りひろげました。

まず司会役の編集部から、2016年度の新加入選手の紹介がありました。

甲府からはフォワードの阿部拓馬選手(28歳)、鋭いドリブル突破が武器の、万能型ストライカーです。

続いて鳥栖からはミッドフィルダーの水沼宏太選手(25歳)、ゴールキーパーの湘南から秋元陽太選手(28歳、磐田からはサイドバックの駒野友一選手34歳)などが紹介されました。

その際に解説者の渡邉一平さんが語っていた、『一平プラン』。

これが中々興味深いプランだったのです。

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土屋礼央:お、いいね。

川内ネネ:そのコンビ、いいなぁ。

と好評だったのです。

なお、この時点ではムリキ選手は未だ加入していないので、話題になっていません。

この『一平プラン』と、現在のフォーメーションとでは、随分大きな違いがあります。

とくにフォワードは、現在はムリキ選手とネイサン・バーンズ選手となっていますし、2列目もハ・デソン選手はほとんど出場していません。

ディフェンスラインは、丸山選手がセンターバックに回り、サイドバックには室屋選手や小川選手が起用されることが多いのが、現在の状態です。

とはいえ、一平さんが挙げたメンバーが、全て実力を出し切って活躍していたら、そして監督が有能だったら、少なくともFC東京が降格圏内でアップアップということは、なかったでしょうね。

現在に至るまでのフォーメーションは、『4ー3ー2ー1』と『4ー4ー2』の併用でした。

 

4ー3ー2ー1では、

トップにムリキ選手又はネイサン・バーンズ選手、

その下に東選手やムリキ選手(又はネイサン・バーンズ選手)、阿部選手、

ミッドフィルダーには高橋選手と米本選手(負傷するまでは)、

ディフェンスラインには、サイドバックとして室屋選手又は小川選手と徳永選手、

センターバックは、森重選手と丸山選手。

 

こんな布陣が多かったようですね。

その他にも、『4-1-4-1』とアンカーを置いた試合も幾つかありました。

このアンカーには高橋選手が起用されることが多かったようです。

2016年当初の城福浩監督の戦術ですが、これがいわゆる『ムーヴィングフットポール』です。

人もボールも動くサッカーは、日本代表でも目指すところですが、代表チームの場合は、ボールを保持してゆっくりと回し、チャンスを見るというものです。

城福浩監督の目指す所は、もう少し積極的な『ムーヴィングフットポール』で、つまりボールをとれば全員が直ちに動きだし、素早くボールを回して敵陣では数的優位を作り、攻撃につなげるというようなものだろうと思います。

では、それが実現できたかというと、どうもあまりうまくいかなかったのです。

その理由は色々考えられますが、一つは選手の力不測、もう一つは城福監督が理想に執着するあまり、現実的な柔軟な戦術がとれなかった、ということでしょう。

こうしてFC東京の成績が落ちていき、監督が篠田善之監督となり、戦術やフォーメーションにもかなりの変化がありしまた。

篠田善之監督の戦術としては、ハードな練習で培われた体力と、それによって全員がよく動き、全員攻撃全員守備、最後まで諦めないという、攻撃的サッカーが篠田善之監督の基本的な戦術です。

しかし、城福前監督と違う所は、基本的戦術でうまくいかない場合でも、柔軟な対応がとれるという点です。

例えば、監督就任直後の試合でも、最後は5バックにしてしのぎきる、という戦術をとっていました。

以下は篠田善之監督のフォーメーションの一例です。

ゴールキーパー

秋元 陽太

ディフェンス

徳永悠平
森重真人
丸山祐市
小川諒也

ミッドフィルダー

高橋 秀人
河野 広貴
田邉 草民

トップ下(シャドーストライカー)

ムリキ
東 慶悟

フォワード

前田 遼一

最近の試合では、ムリキ選手とネイサン・バーンズ選手が、どちらかがトップになり、その下にサイドとしてムリキ選手や阿部選手がいる、というフォーメーションが多くなっています。

それでも、チーム総得点の半分近くをひとりで取っていた武藤選手が抜けた穴は、中々埋めきれず、さらには、それを絶妙のクロスとプレースキックでお膳立てしていた、太田選手もまた不在なのです。

はたして、これらの戦力ダウンをどのようにカバーしてゆくのか、篠田善之監督の手腕を期待しています。

 

まとめ

今回は、FC東京2016年のフォーメーションと戦術はどのようなものかを、中心にみてきました。

前年のフィッカデンティ監督から城福浩監督、そして篠田善之監督と、この1年間強の間に、FC東京の監督はめまぐるしく変わりました。

監督の変更や、戦術の変化に対応しなければならない選手達も、さぞ大変だったろうと思います。

ともあれ、篠田善之監督のもと、FC東京は降格圏内からは脱出しましたし、篠田善之監督に変わった以降の戦績も、4勝1分1敗と見事なものです。

この先の更なるFC東京の進撃を期待したいですね。

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